CASES
導入事例
沿岸警備におけるROV活用〜SRS FUSIONによる水中捜索・監視の高度化〜

沿岸警備におけるROV活用〜SRS FUSIONによる水中捜索・監視の高度化〜

海上の安全確保を担う沿岸警備隊(Coast Guard)は、港湾・沿岸域における監視、捜索救助、水中調査など、極めて重要な任務を日々遂行しています。
こうした現場において、近年急速に導入が進んでいるのが高性能ROV(遠隔操作型無人潜水機)です。
中でも、SRS FUSION は米国沿岸警備隊をはじめ、世界各国の沿岸警備機関に採用されており、水中オペレーションの効率化と安全性向上に大きく寄与しています。

なぜROVが必要なのか

視界不良・高リスク環境での課題解決

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河川・湖沼・海洋における水中環境は、濁りや暗所により視界が極めて悪く、ダイバーによる捜索活動は時間とリスクを伴います。

FUSIONのようなROVを活用することで:
• ダイバーの潜水時間を削減
• 危険環境への曝露を最小化
• 捜索・調査の効率化
が可能となり、安全性と作業効率の両立が実現されます。

主な活用シーン

1. 水中広域調査(Underwater Survey)

統合センサーを搭載したFUSIONは、広範囲の水域を効率的に調査可能です。
特にサイドスキャンソナーを追加することで、港湾や湾内の異物・脅威の早期検知が可能となります。

2. 目標物の特定(Target Location)

標準搭載された複数センサーと専用ソフトウェアの統合により、
• 小型物体(証拠物・機器)
• 大型物体(沈船・構造物)
の双方を迅速に特定可能。
従来のROVと比較して、捜索精度・スピード・安全性の向上が期待できます。

3. 海洋保護区域の監視(Marine Protected Areas)

視界不良や潮流のある厳しい環境下でも安定して運用できるため、
• 海洋保護区(MPA)の監視
• 生態系の保全活動
• 不法行為の抑止
においても有効なツールとなっています。

4. 船体検査(Ship Hull Inspection)

高性能イメージングソナーとHDカメラの組み合わせにより、
• 爆発物の設置確認
• 不審物の付着検査
• 密輸品の隠匿確認
など、高精細な船体検査が可能となります。

5. 港湾・航路の安全確認(Port & Harbor Inspection)

港湾・航路の維持管理において、
• 障害物の検出
• 航行リスクの排除
• 継続的な監視
を迅速に実施可能。
水質や視界に依存しない調査能力が大きな強みです。

6. ダイバー安全確保(Diver Safety)

ダイバー投入前にROVで事前確認を行うことで、
• 危険物の有無確認
• 水中状況の把握
• 作業リスクの低減
が可能となり、潜水作業の安全性を大幅に向上させます。

導入メリット(まとめ)

FUSIONの導入により、沿岸警備・水中作業において以下の効果が期待されます:
• 広範囲の水域を短時間で調査可能
• ダイバーの作業時間・リスクを低減
• 硬質・軟質ターゲットの迅速検出
• センサー・データを統合した効率的運用
• 即応性の高い簡易展開(迅速投入)

日本海洋では、ROVシステムの導入にあたり、
• 運用目的に応じた最適構成の選定
• ソナー・カメラ等のオプション提案
• 保守・運用支援
まで一貫したサポートをご提供しております。

沿岸警備、港湾管理、海上保安、防衛用途など、水中オペレーションの高度化をご検討の際はぜひご相談ください。